vol.96 家を小さくするリスク?

家のコストを抑える方法の1つが、
家を小さくすることですが、
家を小さくすれば、
家が安くなるだけじゃなく、
光熱費や固定資産税も安くなります。

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また、同時に土地も小さく出来るので、
土地も安く買えるようになるし、
土地の固定資産税や外構費用も安くなります。

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さらに、土地と家と外構全てが安くなれば、
銀行からの借入額が減り、
住宅ローン金利の支払いも安くなります。

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このように、家を小さくすることは、
今後あなたにかかり続ける負担を軽減してくれるので、
ぜひそうしていただきたいのですが、
とはいえ、そのやり方を間違えてしまうと、
肝心の生活に支障が出てしまいます・・・

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つまり、ただ単に家を小さく出来れば
なんでもいいということではなく、
生活の質を一切落とすことなく、
価格だけが落とせるように、
コストをかけるべきところと、
かけなくていいところを、
正しく理解しておかないといけない、
というわけですね。

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例えば、2階建ての家を小さくする場合、
懸念されることは1階に収納が不足することです。

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コストのことだけを考えて小さくした場合、
1階に部屋をつくらないでしょうから、
なおのこと物を置く場所に困ります。
(1階を大きくするとコストが上がってしまいますからね)

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結果、リビングダイニングが狭苦しい上、
いつも散らかっている状態をつくりだしてしまいます。
たとえあなたが、こまめに片付けが出来る人だとしても、です。

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また、1階に部屋がないと、
足腰が悪くなった時、
お金をかけて増築しないといけなくなります。
つまり、将来、余分な出費が増えるかもしれない
というわけですね。

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洗濯物の動線もややこしくなります。
2階のベランダで干す場合、
いちいち持ち運びするのも面倒ですが、
取り込んだ後のたたむ作業と収納に片付ける作業が
非効率になりやすいのも欠点です。

そんなこんなで、予算を圧縮したい場合は
家を平屋にすることをオススメしています。
全てがワンフロアで完結出来たら
収納問題も動線問題も老後の部屋不足問題も、
解決出来ちゃいますしね。

2階建・平屋に共通する問題点

しかし、2階建にせよ、平屋にせよ
プライバシーが担保されるように間取りを考えないと、
光が届きにくいキッチンや水回りが暗くなってしまうし、
光は届けど、視線が気になるリビングも
決して居心地がいいわけではありません。

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また、プライバシーが担保されてない家は、
防犯性も決してよくありません。
窓を見ただけで、そこがなんの部屋か分かるし、
電気がついているかどうかで、
誰がどこに居るのかも分かってしまうからです。

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そして、これらを外構工事で
カバーしようとするわけですが、
家の中が見られにくいように、
目隠しをつくったり植栽をたくさん植えたり、
また、入ってきにくいように頑丈な塀をしたり、
門扉をつくったりするとなれば、
とんでもないコストが外構工事にかかります。

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つまり、家の価格は抑えたものの、
外構工事の費用が高くついてしまうため、
結局、全然安くなかったということに
なるかもしれないということです。

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「プライバシーの担保」が全ての解決策

そんなこんなで、住みやすい家にするためには、
「プライバシーの担保」が必要不可欠なのですが、
プライバシーが担保された住まいは、
カーテンのコストや土地や外構工事にかかる費用は
圧倒的に抑えられるものの、
建築コストはどうしても割高になってしまいます。

それゆえ、建築コストを少しでも抑えるために、
合理的に家を小さくしなければいけません。
もちろん住みやすさや使いやすさを一切損なうことなく、です。

なので、居心地のいい住まいをつくろうとすれば、
どうしても建築コストは割高になるので、
その分、何かを削ることで家を小さくして
コストを落とさなくてはいけないんだよ!

…ということを覚えておいてもらえたらと思います。