vol.90 家に欠かせないお金の話?

家づくりをする時には、
今の状況だけではなく、
将来のことまで考えた上で、
資金計画を立てるべきです。

つまり、単純に収入がいくらだから
これくらいの予算だと考えるのではなく、
また、みんながこれくらいの予算で建てているから
これくらいの予算で建てると決めるのではなく、
これから何にどれくらいのお金が必要なのかを考え、
そこから逆算して予算を決めるべきだ、
ということですね。

では、まずは老後資金について
一緒に考えていってみましょう。
かなり気の早い話だと感じるかもしれませんが、
非常に大事なことです!!!

豊かな老後を過ごすためには、
毎月35万円ほど必要だと言われており、
今のうちから計画しておかないと
その確保が難しいかもしれませんしね。

内容を知りプランを立てること


年金には国民年金と厚生年金から成る公的年金と、
厚生年金基金や確定拠出年金といった私的年金の
2つの種類が存在するのですが、
あなたが払っている年金が国民年金だけなのか、
それとも厚生年金も上乗せして払っているのか、
あるいは、さらに上積みして
私的年金も払っているのかによって
将来受取れる金額は違ってきます。

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また、公的年金は60歳から75歳までの間で、
いつからもらうのかを選ぶことが出来るのですが、
どのタイミングで受け取るかによっても、
支給される金額が大きく違ってきます。

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65歳から国民年金を受け取る場合、
年間で約78万円ですが、
(20歳〜60歳までちゃんと払った場合です)
これを60歳から受け取るとしたら、
支給額が30%減ってしまうし、
逆に70歳から受け取るようにしたら、
支給額が42%増えるといった感じですね。
(75歳まで遅らせればさらに42%増えます)

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そして、これらを踏まえた上で、
どのように働いていくのか、
どのように受け取るようにするのかを、
考えておかないといけません。

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もちろん、これからは
奥さんも共働きで働き、
夫婦で家事も育児も協力するという
スタイルが一番オススメです。
理由は、奥さんも厚生年金に加入出来れば、
年金の支給額が増えるからです。

かつ、夫婦そろって私的年金にも
加入した方がいいのですが、
その時にオススメなのが
iDeCoという個人型確定拠出年金です。
掛け金が全額所得控除の対象となるため、
年末調整でお金が返ってくるからです。

今の時代、銀行にお金を預けていても
ほとんどお金が増えませんからね。
仮に毎月2万円を銀行に預けていった場合、
年間貯蓄額の24万円につく利息は、
わずか2円足らずですが、
これをiDeCoに預けていった場合、
返ってくる税金は所得税と住民税を合わせると、
年収にもよりますが、
一人当たり3.6万円ずつって感じでしょうか。

そんなこんなで、
こっちにお金を預けていった方が得というわけです。
(ちなみにiDeCoは60歳までお金が引き出せません)

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そして、出来るだけ長く働き、
出来れば公的年金の受け取りは
75歳から始めることをオススメします。
国民年金の支給額が84%も増えるからです。

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つまり国民年金の支給額が、
約78万円×1.84倍×2人分=約287万円となり、
これに上乗せして支給される厚生年金まであれば、
それだけでやっていけそうだということですね。
今のうちからiDeCoを掛けておけば、
その分の上乗せ分だってありますしね。

長く働くと考えると、
なんだかゾッとしますが、
人生100年時代と言われている今、
60歳でリタイアしても
大半の方が暇を持て余すだけかなと思います。。

なので、出来るだけ長く働くことで、
小額ながらも稼いでいくことが
とっても大事なことだと思います。

とはいえ、いつまでも健康で働けるかどうかが
わからないので、iDeCo に加入することも大事だし、
もっと言うならば、出来ればお金が増える方法で
貯蓄していくことが大事なんですけどね!!