vol.81 2階建住宅で気を付けるべきこと

一般的に多くの方が、
敷地の大小に関係なく2階建て住宅を建てますよね。

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なぜかというと、
「平屋が高い」という思い込みがあり、
「平屋にはとても広い敷地が必要だ」
という思い込みがあるからではないでしょうか?

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しかし、決して平屋は高いわけでもなければ、
広い土地が必要なわけでもありません。

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ですので、可能なら平屋を建てることを
オススメしているのですが、
とはいえ、家を建てようと思っている土地が、
充分な広さがない場合は
2階建てにせざるを得ないので、
今回は、その場合の注意点について、
お伝えしていきたいと思います。

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2階建て住宅の一番の問題点は、
“リビングダイニングが汚くなりやすい”ということです。
なぜか!?!!
それは、子供たちや旦那さんが、
リビングダイニングに荷物を放置するから…です。

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毎日毎日、2階につくった部屋や収納に
いちいち自分の洗濯物や自分の荷物を持っていくのって
面倒くさいですもんね。
で、1階に自分のものを少しずつ置き始め、
その積み重ねによって、
どんどん部屋がモノで溢れていく…というわけですね。

そして、この問題を解決するがごとく、
多くの方が1階に「和室」を希望されます。
もう1つ部屋があれば、
そこに子供の荷物だけじゃなく、
服やバッグなども置いておけるからです。

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ですが、1階に和室をつくれば、
その分面積が大きくなってしまい、
必然的に家のコストは高くなります。
仮に和室の広さが6帖だとしたら、
180万円〜200万円といった感じでしょうか。

そこで、いつもご提案していることが、
和室をつくるだけのゆとりが敷地にあるのなら、
子供部屋か寝室を1階につくりつつ、
同時にファミリークローゼットを
1階につくるということです。
(敷地によって異なるため一概には言えませんが)

子供部屋か寝室のどちらかを1階につくり、
かつファミリークローゼットを1階につくれば、
いちいち2階に荷物を持ち運ぶ必要がなくなります。

結果、リビングダイニングに
荷物が放置されにくくなるというわけなのですが、
出来るだけ1階を大きくしておけば、
将来もずっと使いやすい家になります。

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ということで、敷地の都合上、
どうしても2階建ての家を建てざるを得ない場合は、
まずはリビングダイニングの片付けやすさを
実際の暮らしを想像しながら、
部屋の配置を柔軟に考えてみていただければと思います♪