vol.78 北向きの土地のメリットとデメリット?

北向きの土地のメリットは、
駐車場と庭が分離出来ること、
そして、居住スペースが道路と反対側につくれるため、
プライバシーが確保しやすいこと、ですが、
敷地の奥行きが深くなればなるほど、
その恩恵をより享受しやすくなります。

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敷地の奥行きが深くなれば、
その分、家の南側に庭が確保しやすくなるし、
南側に建つ隣家から充分に距離をとることが出来、
居住スペースに南からたっぷりと光が入ることから、
明るくて開放的で、かつ庭と一体感がある
リビングダイニングキッチンをつくりやすいからです。

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なので、プロである住宅会社側では、
間口に比べて奥行きが深い北向きの土地が、
全ての土地の中で最も良い土地である、
と言われています。

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他方、奥行きが浅い北向きの土地は、
南側に建つ隣家との距離が近くなってしまうため、
南からの光が充分に採れなくなるし、
同時に、プライバシー性に優れた庭も
充分な広さを確保することが出来なくなります。

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つまり、日当たりが悪い、
暗い・寒い・ジメジメの三拍子揃った家になりやすく、
かつ、北向きの土地のメリットである
プライバシー性が高く
安全な庭をつくることも出来なくなってしまう、
というわけですね。

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これが、誰もが北向きの土地を避ける
最大の要因となるわけですが、
実際、北向きの土地の多くは、
奥行きがそれほど広くないため、
そのデメリットを諸(もろ)に受けやすくなってしまいます。

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ネガティブな要素を逆手にとる!

このような理由から、
北向きの土地は、南向きの土地に比べて、
ずいぶんと安く価格が設定されているわけですが、
この“安い”という大きなメリットは、
決して見逃してはいけない要素です。

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しかし、このメリットを得るためには、
暗くなりそう・寒そう・ジメジメしそう・という
大きなデメリットをクリアしなければいけません。

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例えば、たとえ日当たりが悪いと分かっていても、
どうしてもリビングを南につくりたいとお考えであれば、
リビングを吹抜けにするという解決策があります。

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1階の窓に光が射し込まないのであれば、
より高い2階の窓から光を採り込めばいいからです。

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また、リビングの位置を南にこだわらないのであれば、
リビングを南ではなく北に配置し、
そのリビングの南面に大きな窓をつくる
という解決策もあります。

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南側に建つ隣家から距離が遠くなれば、
南からの光をたっぷり採り込むことが出来るからです。

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このように、土地が持つデメリットを
解決することが出来る手段が『設計』であり、
その土地に合わせて間取りを考えることさえ出来れば、
たとえ日当たりが悪そうな土地であったとしても、
明るく開放的な住まいをつくることが出来ます。
もちろん、プライバシーも完璧に確保しながらです。

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ということで、ただ単に、
日当たりが悪そうな北向きの土地というだけで、
この土地を選択肢から外してしまわないように、
注意していただければと思います。

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土地選びで“価格が安い”ということは、
とってもとっても大事なことですからね♪