現在の日本人の平均寿命は、
男性が81歳で女性が87歳と言われています。
（ 厚生労働省「簡易生命表」／令和元年 より）
家づくりをする時には、
この年齢まで暮らすことを前提として、
部屋の広さや多さ、そして間取りを考えなければなりません！
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現在あなたが30歳だとしたら、
そこで50年間住み続けることを前提として、
その間ずっと住みやすく、
かつ、家にかかるコストを最小限に抑えられるように
計画すべき…ということです。
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多くの方が、深く先のことを考えず、
今の状況を中心に、
家族が最も多い時期に合わせて
間取りを考えてしまうため、
将来、確実に部屋を持て余すであろう
大きな家をつくってしまいます。
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しかし、大きな家を建ててしまうと、
あなたの家は、近い未来に
使わない部屋にあふれた家なってしまいます。
いつかは夫婦2人だけになるからです。
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それゆえ、1つの用途としてしか
使わないだろうと考えられる部屋は、
別の用途として兼ねて使えないか？
ということを考えながら、
家づくりをすることをオススメしています。
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そうすることで、
家の面積をカットすることが出来、
結果、家づくりのコストがカット出来るからです。
✔︎鍵を握るのは子供部屋？
広さや部屋数について、
まず考えていただきたいのが
“子ども部屋”です。
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というのも、子どもは、まだ小さいうち、
自分の部屋を使うことはほとんどありません。
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そして、思春期となる中学生ぐらいになれば、
やっと自分の部屋を使うようになりますが、
それも束の間で、ほとんどの子どもが
進学や就職をキッカケに、
卒業と同時に家を出て行くようになります。
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そう考えると、子どもが自分の部屋を
充分に使ってくれる期間は、
せいぜい6年〜10年ぐらいのものです。
あなたがそこで暮らす
40年〜50年という期間を考えると、
あまり長くない期間ですよね。
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それゆえ、子どもが自分の部屋を使う以外の期間は、
別の用途として使えないか？を考えましょう。
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そこは、親御さんが泊まりに来た時の
寝室として使えるでしょう。
そして、将来は収納として使えるし、
あるいは、自分たちの寝室として使えるし、
親御さんを招いて一緒に暮らすことも出来ます。
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つまり、子ども部屋を
うまく使えるように設計すれば、
“和室はいらない”ということになります。
和室の用途を子供部屋が兼ねるからです。
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また、子ども部屋自体も
“あまり広くつくる必要はない”
と思いませんか？
子どもたちはやがて出て行くし、
その後の利用用途を考えても、
そんなに広いスペースは必要ないからです。
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家の面積が大きくなれば、
その分家のコストは高くなります。
現在は、以前に比べて、
家の性能や材料原価も高くなっているので
なおのことです。
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ですから、合理的に家づくりをすることで、
無駄な面積をカットしていただき、
最小限のコストで暮らしやすい住まいを
つくっていただければと思います。
