vol.49 窓は何のためにある?

窓は何のためにあるのでしょうか?


窓は、外からの“光”を

室内に採り込むために存在します。

窓は、外からの“風”を

室内に採り込むために存在します。

この2つの機能を

しっかり果たしてもらうためには、

窓のつくり方を熟考する必要があります。

というのも、ただ単に

窓をたくさんつくっただけで、

その機能がうまく果たせるわけではありません。

むしろ、その機能を、

逆に殺してしまっているお家がたくさんあります。

でも、窓を多くつくればつくるほど、

無駄に建築コストがかさんでしまいますよね。。

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例えば、大きな窓をつくったとしても、

家の中が外から丸見えになってしまうとしたら?

きっと大きなカーテンをつけますよね。

となると、カーテンが

光を防いでしまうことになります。

また、その窓に防犯的に

不安を感じてしまうとしたら?

窓の向こうに障害物がなく

風の当たりが厳しそうだったり、

風によって物体が飛んできそうだったら?

直射日光の厳しい日差しが

たくさん入ってきそうだとしたら?

そこにはシャッターを付けたくなってしまいます。

そして、そのシャッターを、

ずっと閉めたままにしてしまったとしたら…?

そこは壁があるのと同じになってしまいます。。

それでは、そこに窓をつくった意味が

なくなってしまっています。

それゆえ、間取りを考える時には、

窓の機能を殺してしまう

カーテンやシャッターを付けなくていいような

窓の配置にしなければなりません!!!!

また、位置だけではなく、形やサイズ、

そしてどういったガラスを使用するかまで、

よく考えて設置していくようにします。

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このように窓を考えていくと、

窓の本数を必要最小限に抑えることが出来き、

窓にかかる建築コストを

最小限に抑えることが出来る!!!

また、カーテンがいらないように設計出来れば、

カーテン費用もいらなくなる!!!

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使えない窓を省くことよる数々のメリット

<その1:断熱性能が高くなる>

窓が少なくなる⇒壁の数が多くなる⇒断熱性能があがる!!

窓よりも断熱性能に優れた断熱材が

施工される箇所がより多くなると、

必然的に断熱性能は高くなるからです。

<その2:収納力が高くなる>

窓が少なくなり⇒壁が多く出来る⇒室内側の壁面積が増える⇒より収納を増やすことが出来る!!!

収納力は、いかに床面積を広げたか?

で決まるものではなく、

いかに壁面をうまく利用出来たか?

によって決まるものだからです。

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<その3:外壁が汚れにくくなる>

窓が少なくなる⇒外壁の汚れ箇所を減る⇒外壁が汚れにくくなる!!!

外壁の汚れの最大の原因は窓なんです。

窓の上に貯まった土ほこりが、

雨によって垂れ流されることによって

出来る垂れジミ…。

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窓が少なくなった結果、外観を長く美しく保ちやすくなり、

より長い目で見れば、外壁の塗り替えにかかるメンテンンス費用を、

少しでも抑えることも出来るようになります。

ということで、窓のつくり方に工夫が出来れば、

以上のような様々なメリットを

もたらしてくれるようになります♪

窓がたくさんあるから、

明るくて開放的な家になるわけではありません。

窓がたくさんあるから、

風通しがいい家になるわけでもありません。

逆に、窓が少ないから、

暗くて閉塞感のある家に

なるわけでもありませんし、

風通しが悪い家になるわけでもありません。

このようなことをご理解いただいた上で、

お家づくりをしていきたいですね!!!