“お風呂場に置く椅子の真ん中には、
なぜ穴が空いているのでしょうか?”
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1.お尻が椅子に引っ付きにくいから?
2.椅子に水が溜まりにくくなるから?
3.指が入れられて持ち運びしやすいから?
4.椅子とセットで使う桶が差し込めるから?
さて一体どれでしょう?
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正解は、
「真ん中に穴を開けることで、強度を増している」
でした!
上からかかる荷重を、
うまく分散させているんですって。
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✔中庭って耐震的には悪いんじゃないですか?
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椅子の真ん中に穴が空いているってなると、
強くなるというより、
逆にグラグラして弱くなるんじゃないかって、
普通は考えてしまいますよね。
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“中庭”があるお家は、
耐震性が悪いんじゃないか?
と、思ってしまうのと同じように。
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しかし、このお風呂の椅子同様に、
“中庭”があるお家も耐震性が悪いのか?
と言うと、全くそうではありません。
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というのも、中庭をつくることで、
プライバシーを守りながら、
室内にたっぷり光を採り込めるようになるので、
結果的に、家の外周部に、
大きな窓を設置する必要がなくなり、
柱と壁をたくさんつくることが出来るからです。
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つまり、家の外周部に、
柱や壁がたくさん出来ることにより、
構造が安定し耐震性が高くなるというわけですね。
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✔耐震性をアップさせるための工夫
また、より耐震性に優れた家にするために、
敷地条件的に可能であれば、
基本2階をつくらないようにしています。
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2階をつくれば、
2階からの荷重がかかるようになるし、
2階部分は1階部分に比べて、
風の抵抗や車両通行による
揺れの影響を受けやすくなるからです。
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それゆえ、敷地にゆとりがある限り、
出来るだけ1階に部屋を
配置するようにしているというわけです。
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つまり、家の基本を“平屋”から始めていき、
敷地におさまりきらなかった場合のみ、
2階に載せていくという考え方で、
設計プランをつくっていくというわけですね。
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2階により多くの部屋をつくってしまうと、
2階が重くなってしまい、
単純に耐震性が悪くなっていってしまいます。
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細かい仕切りが多くなり、
柱や壁が増えてしまいがちな2階に対して、
LDKという大空間をつくる1階は、
柱や壁が少なくなりがちな上、
より多くの光を採りこむために、
大きな窓をつくってしまいやすく、
さらに柱や壁が減ってしまいがちだからです。
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また、2階建ては、
間取りにたくさんの規制が出来てしまうし、
変な場所に壁や柱が出来てしまいやすくなります。
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その点、出来るだけ1階だけで
家をつくるようにすれば、
耐震面を心配することなく、
採光的にも、プライバシー的にも、
防犯的にも優れた、より暮らしやすい
お家がつくりやすくなります。
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もちろん、家の外観を、
格段にカッコ良く、お洒落にしながら♪