vol.41 家づくりを最も左右するコストって?

今後、日本はよりいっそう

少子高齢化問題が深刻になっていきます。

例えば、

社会保険や税金といった給料の天引きが増えていくにも関わらず、

将来支給される年金は減っていくでしょう。

それゆえ、私たちは自分たちの未来のために、

元気で働ける若い時から、

コツコツと貯蓄していく必要があります。

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そして、その貯蓄資金を捻出するために、

家づくりの費用を少しでも抑えるということを

真剣に考える必要があります。

✔最小限の予算で家づくりをするための基礎知識

家づくりの予算を最小限に抑えることを、

イコール建築費用を最小限に抑えることと考えがちですが、

実は、それだけではさほど大きな予算圧縮にはなりません。

家づくりの費用を最小限に抑えるためには、

土地にかける費用も圧縮しないといけないし、

同時に庭にかける費用も圧縮しないといけません。

つまり、土地、家、庭、の3つ全てを

最小限の予算で手に入れるようにしなければいけない

ということですね。

土地予算を抑えるために知っておくべきこと

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土地にかけるお金を最小限に抑えるためには、

まずは、土地に関する常識や当たり前を

疑うことから始めましょう!

土地の日当たりの良さにこだわらない!

土地は、値段が高いものほど人気があり、

値段が高い順に売れていきます。

みんなが日当たりの良い土地を欲しがるため、

日当たりの良い土地は、

間違いなく高い価格が設定されているからです。

でも、日当たりの良い土地に建っている家を見てみると、

南に大きな窓をたくさんつけているものの、

その窓全てにカーテンが一日中ずっと

閉められた状態になっています。

理由は、外から丸見えになるからです。

また、暑さや紫外線の厳しさから、

シャッターまでずっと閉めっぱなしになっていることも

よく見かけますよね。。。

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土地の形の良さにこだわらない!

土地の価格は、形の良さにも左右されます。

もちろん、形がいい土地の方が、

価格設定は高くされています。

しかし、土地の形が良いから住みやすい家になるのか

というとそうとも言い切れません。

逆に、土地の形が悪いから住みにくい家になるのか

というと、これまたそうとも言い切れません。

確かに、四角形ではない土地は、

決してパッと見た印象が良いわけではなく、

見ただけではイメージが湧きにくいですよね。

それゆえ、多くの方が敬遠しがちなのですが、

こういった土地は、その分価格が安く設定されており、

人気がない分、より大胆に価格交渉もできる可能性が高いんです。

また、焦って土地の契約をする必要もなく、

比較的ゆっくりと家づくりを進めることが出来る

というメリットを持っています。

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無駄に広い土地を買おうとしない!

なにも建っていない土地を見ると、

ずいぶん狭く感じてしまいますよね。

なので、多くの方がより広い土地を求めようとします。

ですが、実際は、

あなたが思っているよりも遥かに大きな家を

その土地には建てることが出来るものです。

例えば、50坪という広さがあれば、

充分平屋を建てることが出来るゆとりがあるし、

どれだけ大きな平屋を建てようと思っても、

60坪もあれば充分だったりします。

常識の真逆こそ成功のカギ!?

これら3つのことは、

全て世間の常識とは真逆のことばかりかもしれませんが、

土地価格を劇的に圧縮するためには、

以上の3つを踏まえた上で、

土地探しをするしか方法がありません。

ということで、常識にこだわり過ぎて、

無駄に土地にお金を使い過ぎないよう気を付けていただき、

同じエリアで土地を買う人たちよりも、

数百万円、土地価格を圧縮してください。

そして、その浮いた費用を

しっかりと貯蓄に回していきたいですね!!