明るく開放感がある家にするためには、
カーテンを閉めなくてもいい窓をつくりながら、
窓から入ってくる光を
家全体に拡散させないといけないのですが、
残念ながらほとんどのお家が、
そうはなっていません。
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おはようございます。
SIMPLENOTE京田辺・城陽スタジオです。
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例えば、本来キッチンは、
朝からずっと明るくあるべき場所なのですが、
北に配置されがちな上、
小さめの窓をつけがちであることから、
薄暗く、電気なしでは
居られない場所になってしまいます。
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また、大きな窓をつけることが
当たり前のリビングも、
日光がたっぷりと降り注ぐ
明るい場所のように思いますが、
外から丸見えになってしまうことと、
日差しが眩し過ぎること、
そして暑くなり過ぎることから、
遮光カーテンやシャッターを閉め切ってしまい、
電気なしでは居られない場所となってしまいます。
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そして、ただでさえ薄暗いキッチンを
さらに暗くしてしまう原因となってしまいます。
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それゆえ、家全体を、
まんべんなく明るく保てるようにするために、
どんな土地でも、
単純に南の方向に大きな窓をつくるのではなく、
敷地に合わせて、光の採り込み方を
変えるようにしないといけないんですよね。
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✔30坪~35坪の土地でも朝から安定した明るさを保つ方法
vol.19で紹介したこちらのお家は、南側接道の
日当たりが良い土地に建っているのですが、
その道が比較的交通量が多いため、
単純に南に大きな窓をつくってしまうと、
外から家の中が丸見えになってしまいます。
それゆえ、あえて1階の南には窓をつくらず、
リビング上部に吹抜けをつくり、
リビングダイニングキッチン全体に、
光を届けるようにしました。
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✔“吹抜け”のデメリットとメリット
しかし、吹抜けをつくると、
熱がそこに逃げることで、
リビングが寒くなりそうな気がして、
それを理由に諦めようとしている方も、
決して少なくないのではないでしょうか?
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ですが、そのネガティブな側面は、
使用する断熱材や断熱と気密の強化、
それから、廊下をはじめとした
無駄なスペースを最大限にカットすることで、
家を最小限の大きさに出来れば、
大幅に緩和することが出来ます。
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そして、吹抜けから得られる
素晴らしい恩恵を
たっぷりと享受することが出来ます。
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まず、こちらの住まいは、
朝から夕方までずっと、
吹抜けの窓から光が入り続けます。
光を遮断するものが何もないですからね。
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朝は、東から入ってきた光が、
吹抜けの西側の壁に反射し、
反射光として室内へと拡散していきます。
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昼間は、室内にたっぷりと光が降り注ぎます。
とりわけ、太陽高度が低くなる冬は、
奥のキッチンの方まで、
深く光が射し込んで行くので、
北にあるキッチンが明るく暖かい場所になります。
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夕方は、西から入ってきた光が、
吹抜けの東側の壁に反射し、
反射光として室内へと拡散していきます。
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このようにして、こちらの住まいは、
リビングダイニングキッチンを、
一日中安定的に明るく保つことが出来る
というわけなんですよね。
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明るいだけじゃなく、
開放感もたっぷり感じられますしね。
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また、熱が逃げるというネガティブな側面も、
吹抜けに面してつくった2階の部屋に、
その余熱が伝わると考えれば、
決してネガティブなものではなくなります。
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例えば、こちらの住まいは、
寝室を吹抜けに面してつくっているのですが、
おそらく、冬寝に行く時、
リビングからの余熱が寝室に伝わっていることで、
大なり小なり寒さが緩和されることでしょう。
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吹抜けに面する部屋が子供部屋の場合も、
親と子供がお互いの気配を感じやすくなるため、
使ってもらいにくい2階の子供部屋を
子供たちが使ってくれやすくなる
かもしれないですしね。
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つまり、吹抜けを上手く利用することで、
結果的に、家全体を無駄なく使うことにもつながる
というわけですね。
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いかがですか?
「アパートや実家のように、薄暗い家は絶対に嫌だなー」
「絶対に明るくて暖かい家にしたいなー」
もし、あなたがそうお考えであれば、
「家にはカーテンがあって当たり前だ」
という固定概念と、
「常に一番南には大きな窓をつくるべきだ」
という固定概念を、
一旦リセットしてみてくださいね♪