vol.179 パートナーとやるべき土地探し?

基本的に、土地探しは自分たちだけでやるべきではありません。
理由は、土地によって建てられる家も違えば、建てるべき家も違うからです。

 ・

あなたが暮らす家の間取りは、
その土地によって決まると言っても過言ではありません。
また、建てる家によってどんな土地が最適なのかが異なります。
なので、土地探しをする前に建築のパートナーを決定し、
ともに土地を探すのが理想的だというわけですね。

 ・

例えば、南向きの土地は一見日当たりが良さそうに見えますよね。
しかし、日当たりがよくなるように部屋を全て南につくってしまうどうなるでしょう?
外から中が丸見えになるため、必然的にプライバシーも低くなるし、
同時に間取りがバレバレで防犯性も低いし、
結局カーテンを締め切っているので明るい家にはなりません。

 ・

それゆえ、シンプルノートでは日当たりの良さを活かしつつ、
プライバシーと防犯に優れた住まいになるよう間取りを考えます。
そうなれば、必然的に視線が気になる南面に
窓をつくる必要がない間取りが出来上がることになります。

 ・

つまり、せっかく日当たりがいい南向きの土地を買った場合も、
全くと言っていいほど意味がなくなるというわけです。

 ・

そんなこんなで、シンプルノートで家を建てる方には、
南向きの土地を買うだけお金がもったいないので、
出来ればやめといた方がいいですよとお伝えしています。
では、どんな土地をオススメするのかというと、南向き以外の土地です。

 ・

南向き以外の土地だと、仮に南向きに部屋をつくったとしても
道路から家の中が丸見えになりにくいというのが1つ。
そしてもう1つが、南向き以外の土地でも、
リビングに直射日光が入る間取りをつくることが出来るからです。
「中庭」や「吹き抜け」などの手段を利用しつつです。

 ・

ただ、個人的にオススメしないのが「2階リビング」ですね。
歳をとって足腰が弱くなり、不便になる可能性が高いからです。
自力で2階に上がれなくなり、リフォームを行うとなるとかなり大きな出費が必要になります。

 ・

ただ、これはあくまで弊社の考え方であり、
工務店によって建てる家の考え方も違いますし、
そうなればその家に適した土地も違ってくるということですね。

 ・

なので、まずはいきなり土地を探し始めるのではなく、
自分がどんな家に住みたいのか?そしてどこでお願いするのか?
を先に決めてから土地を探し始めることをオススメします。

 ・

土地によって出来ることと出来ないことがあるし、
どんな土地が最適なのかは工務店によっても違ってくるからです。
この順番、覚えておいて下さいね。