vol.141 家づくり予算の合理的圧縮方法?

家は持った方がいいと思うものの、
そこにかけるコストはよく考える必要があります。
理由は、目下の暮らしにゆとりを持たせるためではなく、
不透明な将来に向けて十分な準備をしていくためです。

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家づくりへのお金のかけ方次第で、
老後資金が2000万円以上
変わってくるかもしれませんからね。

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なので、今回は家づくり予算の
合理的な圧縮方法について
ダイジェスト的にお伝えしていきたいと思います。

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家づくり予算を圧縮する方法は
大きく分けて4つあり、
この4つを全て実践しなければいけません。

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家をコンパクトにする

これは最も基本的なことです。
家のコストは面積に比例するし、
そもそも家のコストをカットしないことには、
予算圧縮なんて絶対に無理ですからね。

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とはいえ、これの難しいところは、
面積カットのやり方を間違えると、
とんでもないぐらい狭苦しくて、
とんでもないぐらい住みにくい
家になってしまうところです。

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なので、面積カットを実現するためには、
いらないものだけを抽出し、
省くようにしないといけないのですが、
実は、これさえ出来れば、
実はあなたが考えているよりも
10坪近い小さい面積で、
充分暮らしやすい家を建てることが出来ます。

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土地もミニマムにする

2つ目がこれです。 
理由は2つ。
土地が広いとその分高くなってしまうから。

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そしてもう1つが、
土地が広いとその分余白が出来てしまうから。
つまり、外構工事が必要以上に高くなってしまうからです。

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また、土地が広くなると、
外構工事というイニシャルコストとともに、
固定資産税という生涯必要なランニングコストも
高くなってしまいます。

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敷地に余白をつくり過ぎない

3つ目は2つ目と若干似ているんですが、
少し意味合いが違うので、
別々に記載することにしました。

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先程はそもそも土地を広く買い過ぎない
という意味合いでしたが、
これは土地をミニマムにした上で、
さらに余白を最小限にするという意味合いです。

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例を挙げるとしたら、
平屋が充分建てられるにもかかわらず、
わざわざ2階建てを建てないといった感じでしょうか。

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だって、99.9999%2階建てより平屋が住みやすいし、
敷地に余白がなくなれば、
その分庭の維持管理も楽になるし、
なにより外構工事費用を圧縮することが出来ますからね。

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そんなこんなで、
敷地を有効活用することは
予算面においてもとっても大事だということですね。

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土地の向きにこだわらない

そして最後がこれです。
みんな南向きの土地に固執しますが、
南向きだって100%の土地ではありません。

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理由は、南向きの土地に建っている
家をご覧いただくと一目瞭然です。
カーテンがずっと閉まっているし、
間取りもすぐ分かるし洗濯物は丸見えだし、
という感じじゃありません?

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つまり、防犯、プライバシー、デザイン、
この3つ全てが悪くなりやすいのが
この南向きの土地なんですよね。

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そして、この3つを
少しでも良くするために、
外構工事により多くのお金を
かけざるを得なくなってしまいます。
そもそも土地代も高いのにね。

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つまり、土地の選び方によって、
土地代だけじゃなく、
外構代も変わってくるという話です。

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では、話をまとめますと
これまでお伝えしてきたように、
家づくり予算を合理的に圧縮するためには、
単純に家を安くするだけじゃダメで、
土地、外構費用も同時に安くしないといけません。

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そして、そのためには、
まずは自分にとって適切な家の広さと
その概算予算を知らなければいけません。

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それが分かれば、
それに必要な土地に広さが分かるし、
そうなれば自ずと、
土地にかけるべき予算も明確になります。

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というわけなので、家づくりをする時には、
まずはそれを知ることから始めていただければと思います。