vol.130 資産でもあり負債でもあるという観点?

これから家を建てる方は、
所得が少々高かろうと
あるいは共働きで少々家計にゆとりがあろうと
いわゆる「いい車」には乗るべきではない
というのが個人的な意見です。

理由は、会社員の方が車を購入する費用は、
自分の所得から出さないといけないからです。
(社長や会社役員は、会社のお金で車を
購入されることが多いという現実があります…)

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なので、当たり前のことですが、
車にお金を使い過ぎると
その分、別のことにお金が使えなくなってしまう
ということですね。

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また、車体費用だけじゃなく維持費としてかかる
ガソリン代も、保険代も、車検代も、修理代も全て、
社長や会社役員は全て会社の経費でまかなえますが、
そうじゃない方は、これらも全て当たり前のように
自腹で支払わなくてはいけません。

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ですので、家の次に高い固定費となる車には、
家同様にお金を掛け過ぎないことを
オススメしているというわけです。

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とはいえ「いい車」や「大好きな車」に乗っていることで
仕事のモチベーションが高まり、
結果、高いパフォーマンスをもたらしているという方も
少なからずいらっしゃるとは思うので、
一概にダメだとも言えないんですけどね。

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しかし、社長や会社役員が「いい車」に乗るのと
そうじゃない方が「いい車」に乗るのとでは、
全然意味合いが違うということだけは
覚えておいていただければと思います。

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ちなみに、同じ車に10年乗るとしたら、
車体費用が600万円の車と300万円の車では、
300万円÷120ヶ月=毎月25,000円
自由に使えるお金が違ってくる
ということになりますよね?

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お金に無知なままで家を建てない

多くの方が100歳まで生きるかもしれない
と言われている時代に突入したため、
老後資金問題はこれから深刻な問題となってきます。

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その上、その前には
子供の大学進学という莫大な出費が
あなたを待ち構えています。

なので、家を建てた後も、
家の維持管理費用はもちろん、
それに加えて進学資金と老後資金を
計画的に形成していかなくてはいけないのですが、
そのためにはお金に対する基礎的な知識を
つけるべきではないでしょうか。

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家や車は、豊かな暮らしを送るために
大切なものであることに違いはありません。

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しかし、違った視点から捉えると
これらは大切な資産ではあるものの、
これらそのものが直接的に
お金を生んでくれるわけではないという風にも
考えることが出来ます。

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つまり「資産」であると同時に
「負債」でもあるということですね。

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それゆえ、個人的には
可能な限り家や車にかけるお金を減らし、
その分、直接的にお金を増やしてくれる資産に
お金を投じるべきだと考えています。

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つまり、比較的小さい金額から行える
「iDeCo」や「つみたてNISA」といった
積立投資を早いうちからすることによって
長期的にお金を増やしていくべきだということですね。

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なので、家づくりをきっかけに
お金の勉強も同時にしていただくことで、
車や家へのお金のかけ方について
今一度ご夫婦・ご家族で話し合っていただければと思います!