vol.120 間取りとコストの関係?その2

弊社では冷暖房効果を高めるために、
空気の流れを遮断する廊下をカットしつつ、
部屋数や部屋の広さを見直すことによって、
出来るだけ家をコンパクトにしています。 

また同時に、より少ない窓で
明るさと開放感を実現するようにしているのですが、
こうすることによって自然と断熱性能も高まります。
単純に窓よりも壁の方が断熱性能に優れているからです。

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そして、これらの工夫によって
面積や部材にかかるコストを抑え、
結果、イニシャルコストを抑えると共に、
継続してかかる冷暖房コストも抑えるようにしています。

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さらに、家がコンパクトになれば、
多少ではありますが固定資産税も安くなるし、
家がコンパクトになった分、
土地もコンパクトに出来るとも考えられますよね?

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となれば、土地の固定資産税も多少なりとも安くなるし、
土地がコンパクトになればその分外構費用も抑えられるし、
かつ庭の維持管理の手間も抑えることが出来るようになります。

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目を背けがちなコストのことも考えておく

そして弊社では、
メンテナンスコストを出来るだけ抑えられるように
2つのコトを意識しながら家づくりを行っています。

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まず1つ目が「平屋」にすることです。
平屋にすれば、
外壁を塗り替えする時の足場代をカット出来るし、
平屋は、2階建てより屋根面積は大きくなるものの、
屋根よりも圧倒的に面積が広い外壁が
2階建てよりも小さくなるため、
その分、塗装代を抑えられるからです。

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つまり、外部の塗り替えにかかるコストを、
安く抑えることが出来るというわけですね。
持ち続けている以上、
おそらく2〜3回は塗り替え工事を
しないといけないでしょうから、
積み重ねを考えるとけっこうバカになりませんからね。

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そして、2つ目の工夫が、
家の正面から汚れの原因となる部材を
なくしているということです。
窓、換気扇、エアコンのダクトカバー、
室外機、給湯器、といった部材を、です。

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これらが正面になくてもいいように、
間取りを考えることが出来れば、
家の正面を汚す原因がなくなります。

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結果、いつも目にする正面が汚れにくくなり、
汚れが目立たない状態が維持出来れば、
塗り替えの周期を少しでも
長くとることが出来るようになります。

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このように弊社では、
家づくりのイニシャルコストを抑えると同時に、
ランニングコストも抑えることを意識しながら、
間取りや外観を提案させていただいています。

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ということで、
デザインはもちろんのこと
こういった点にも着目していただきながら、
シンプルノートの家をご覧になってみてくださいね。