vol.112 リアルな近未来?

私たちの時に比べて子供の人数が少ない現在は
必然的に大学への進学率が上がっているわけですが、
仮に、あなたの子供が選択する大学が
自宅から通えないの理系私立大学だとしたら、
一体どれくらいコストがかかるのか想像ってつきますか?

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まず、理系私立大学の場合、
学費が毎月10万円かかります。
そして、アパートの家賃を支払い、
生活費の仕送りも必要ですよね。

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つまり、家賃と仕送りに合計10万円かかるとしたら、
子供に毎月かかるコストは20万円にもなります…
これのお金、どうやって捻出しますか?

貯蓄?奨学金?教育ローン?

たとえ共働きだったとしても、
収入だけでこれだけの費用を払っていくのは、
正直厳しいのではないでしょうか?
となると、計画的に貯蓄していくか?
学費に関しては奨学金に頼るか?
あるいは教育ローンに頼るか?
の選択になりますよね。

一番いいのは、計画的にお金を貯めていくことなんですが、
では、現在のお子さんの年齢を4歳として、
どれくらい貯蓄していけばいいか簡単に試算してみますね。

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仮に、大学卒業が22歳としたら、
貯蓄していくことが出来る期間は、
22 – 4で18年間ということになりますよね。

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なので、単純に1000万円を
卒業までの期間216ヶ月(18年×12ヶ月)で
均等割して計算してみますね。
1000万円÷216ヶ月=46,296円

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なかなかな金額ですよね?
子供1人でこれですからね。
2人なら単純に2倍になるので、
仮にあなたにお子さんが2人いるとしたら、
奥さんが扶養内で働いている場合の給料は、
子供の進学費用だけで消えていくと言っても過言ではない
という感じですよね・・・

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✔︎毎月の住宅ローン返済は旦那の給料の範囲にとどめること!

個人的には、奥さんの給料は、
子供の進学費用や自分たちの老後資金のために
積立していくべきだと思っているので、
家を建てる時は、奥さんの収入は一切アテにせず
ご主人の収入だけで支払っていける範囲で、
予算を考えるべきだと思っていて、
そうなれば、家にかけられる予算は、
あなたが考えているより
はるかに少なくなってしまうかもしれません。

…でも、それが現実の予算だと思っています。

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そこで先は先で何とかなるだろうと
楽観的に予算を組んでしまうと、
間違いなく、やがてそのしわ寄せが
あなたやあなたの子供たちの未来に
降りかかってくることになります…。

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もちろん、あなたやあなたの奥さんの
収入が今後も上がり続けていくことが保証されているのなら、
かつ、いつまでも会社が存在し、
いつまでも健康で働けるのならこの限りではありませんが…。

そんなことは誰にも分からないし、
そんな可能性に賭けることこそ、
まさに博打ではないでしょうか?!

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そんなわけなので、
家づくりをする時には、
ご主人の手取りの30%前後を目安として
ローン金額を計算してもらえたらと思います。

そして、その予算の中で家づくりをしてもらえたらと思います。