vol.79 南向きの土地のメリットとデメリット?

南向きの土地は、最も人気がある土地であり、
かつ最も資産価値が高い土地であると考えられています。

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その理由は、
居住スペースに採光を確保しやすい、
間取りの自由度が高い、
道路から人目につきやすく防犯性が高い、
開放的な外観にしやすい、
このように考えられているからなのですが、
これらのメリットは、
南向きの土地を購入した全ての方に、
確実にもたらされるものなのでしょうか?

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例えば、南向きの土地に建つ家の多くは、
その恩恵を享受するために、
基本的に南側に居室を配置し、
それぞれの部屋に大きな窓をつくっています。

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しかし、これらは一見、
南からの採光を確保しているように思いますが、
その窓をカーテンで閉め切らざるを得ません。
外からの視線が気になるからです。
結果、家の中が薄暗くなってしまいます。

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間取りの自由度は本当に高いのか?

南向きの土地を買う最大の理由は、
居住スペースを南に確保しやすいから、です。

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となると、南に居住スペースを配置し、
かつ南に配置した部屋の南面には
大きな窓を設置することを前提として、
間取りを決めていってしまいます。

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つまり、南向きの土地を買った時点で、
自ずと、ある程度間取りが決まってしまう
というわけなので、そう考えると、
間取りの自由度も、
決して高いとは言えないと思いませんか?

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わざわざ採光が確保しやすい
南向きの土地を買ったのに、
あえて南に居住スペースや窓をつくらないという
選択肢をとることが出来るなら話は別ですが、、、

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防犯性は高くなるのか?

南向きの土地に建つ家は、
外から家の中が丸見えになるため、
ある意味、防犯性が高い家なのかもしれません。

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しかし、こういったお家は、
窓を見ただけで家の間取りが分かってしまうし、
灯りをつけたままで寝るようにしないと、
夜どの部屋を使っていて、どの部屋を使っていないかが、
簡単に分かってしまいます。

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また、プライバシーを確保するために、
目隠しや塀などを庭につくってしまうと、
せっかく丸見えになっていた庭を閉じてしまうことになり、
逆に防犯性が悪くなってしまいます。

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開放的な外観ってどういうこと?

空を眺めることが出来、
家の中から庭や外を眺めることが出来、
かつ視覚的に空間の広がりが感じられる
開放感たっぷりの室内をつくることが出来れば、
毎日をとっても心地よく過ごしていただけると思います。

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しかし、この空間をつくることと、
外観が開放的であることは一切関係がありません。
外観を開放的につくればつくるほど、
外からの視線を防ぐためにカーテンが必要となり、
家の中が薄暗くなってしまうからです。

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それゆえ、
空や外を見ることが出来るようにするためには、
そもそもカーテンが必要のない窓を
つくらないといけないのですが、
実は、それをするのが一番難しいのが、
この南向きの土地です。

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ですから、こういった点も冷静に考えていただき、
土地選びを行うようにしていただければと思います♪