vol.156 美しい家を創るたった1つのルール?

シンプルノートが建てるお家の特徴の一つに
「窓がないフラットな外観」がありますが、
もちろんこれにもきちんとした理由があります。

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1つは、間取りを分からないようにすることで、
防犯性とプライバシー性を高めるため。
つまり、より居住性の高い住まいを実現するためですね。

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そして2つ目が、窓をはじめとした一切の部材を
正面からなくすことによって家を汚れにくくするため。
つまり、美しい状態が維持しやすくなれば、
外壁のメンテサイクルが長くなり、
結果、ランニングコストが抑えられるからですね。

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最後に3つ目が、家がカッコイイからですね。

今回は、カッコイイ家をつくるためのルールについて
お伝えしていきたいと思います。

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たった1つだけだし、
めちゃくちゃ簡単なルールなので、
ぜひ覚えておいてください!

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シンプルで簡単なルール

そのルールとは、
「部屋の配置や動線などを指定しないこと」です。

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理由は簡単。
そんなことをしたら、
設計士はそれを優先して間取りを
つくらざるを得なくなるからです。
そもそもその要望が、
その土地に合致しているかどうかに関係なく。

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例えば、南向きの土地を買ったからといって、
リビングダイニングはもちろん、
寝室も子供部屋も全て南向きでつくってください
などと伝えてしまうと、これだけで描く前から
ほぼ間取りが決まったようなものになります。

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1階だと、玄関・リビング・ダイニングが南で、
2階だと寝室、子供部屋が南、
そして、北には水回りと階段がくるといった感じですね。

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で、この家がどうなるかというと、
まず、かなり高い確率で玄関の真横に
リビングのエアコン室外機が
ちょこんと置かれることになります。

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また、南向きの窓は全て大きな窓になるでしょうから、
パッと見ただけで間取りが分かってしまうし、
窓が多いと外観も崩れやすくなってしまいます。

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さらに、洗濯物を寝室のベランダに干すとなると、
いつも周りから洗濯物が丸見えになり、
生活臭が漂う住まいになってしまいます。 
洗濯だって上下を行ったり来たりしないといけないわけで、
毎日ホント大変です・・

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そんなこんなで、
勝手に自分自身の中だけで
あれやこれやとつくりあげておかないことが
大事だというわけですね。
カッコイイ外観にするためだけじゃなく、
居住性の高い住まいにするためにも。

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後は設計士のセンス次第!

とはいえ、じゃあ要望を全く伝えない方がいいかというと
そういうわけでもなく、
やりたいと思っていることはしっかり伝えるべきです。
(それによって必然的に間取りが決まってしまうような要望が
NGだということです)

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しかし、これから家を建てる方に
覚えておいて欲しいことは、
「間取りは環境によって決まる」ということ、
そして「外観は環境と間取りによって決まる」ということです。

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つまり、間取りはあなたの要望だけでつくるのではなく、
その土地に合わせてつくるべきだということ、
そして、外観はそれによって出来上がった
間取りと環境を考慮しながらつくりあげていくものだ、
ということですね。

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後は、設計士さんのセンス次第ですが、
これが居住性の高い住まいとともに、
美しい家をつくるためのたった1つのルールというわけです。