vol.124 窓に対する固定概念?

一般的に寝室や子供部屋には、
2か所窓を設置します。
理由は、窓が2か所あれば風が通るからと、
窓が2か所ないと部屋が暗いような気がするから
だと思います。

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しかし、4面ある部屋の壁のうち、
2面に窓をつくってしまうと
部屋に十分な壁がなくなってしまいます。
残りの2面もクローゼットのドアと
部屋への入り口のドアによって壁がなくなるからです。

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結果、家具をどこに置くか、
エアコンをどこにつけるか、
コンセントをどこにつけるか、
などに頭を悩ますことになります。

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つまり、壁が少なくなればなるほど、
その後の詳細打ち合わせが
難しくなってしまうというわけですね。

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︎2つの解決策

では、この解決策を考えてみましょう。

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1つは部屋を大きくすることです。
部屋の面積を広げれば、
その分壁面積も広がるからです。

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しかし、この方法は
コストが上がってしまうという
デメリットがあります。
仮に1.5帖広げたとしたら、
ざっと45万円ぐらいは
高くなってしまうという感じですね。

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そして、もう1つの解決策が
窓の本数を1本にすることです。
そうすれば4つの面のうち1つは、
全て壁になるからです。

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これだけで、ずいぶんと
打ち合わせがしやすくなると思うし、
窓が減った分、
家のコストを下げることが出来ます。

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ただし、この場合、
家の中が暗くなるんじゃないかという不安と、
風が通らなくなるんじゃないかという不安が
頭をよぎると思うので、
この2つを解決しないといけません。

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家の中を暗くしてしまわないためには、
カーテンがいらない窓にするということですね。

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風通しに関しても、換気をする時は
おそらく部屋のドアを全部オープンにして、
家全体で風が通るようにすると思うので、
窓を減らしたとてそう問題はないかと思います。

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四季がある日本は、
季節によっては窓だけでは
十分な換気が出来ないことから、
24時間換気システムが義務化されているため、
窓を開けて換気しなくても、
常時空気が入れ替わるようになっていますしね。

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そんなこんなで、風通しに関しても、
そんなに神経質になる必要はないと思います。

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︎1つ1つよく考えてみること

このほかトイレに関しても、
実は窓がなくても全く問題ありません。
トイレには24時間換気システムの排気がついていて、
そこから家の中の汚い空気や湿気を
外に排出しているからです。

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つまり、換気システムさえオンにしておけば、
トイレが臭くなることはないということですね。

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トイレの窓は開けっ放しにしやすいし、
開けっ放しにしてしまうと、
そこから排気した汚い空気を
再び家の中に入れてしまうかもしれないし、
風によって室内のドアが
「バタン・バタン」と閉まってしまうかもしれません。

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お風呂に関しても、
窓がないとカビが生えやすい
イメージがありますが、
ここも24時間ずっと換気しているため、
実は窓がなくてもそう問題ありません。

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あくまで大事なことは、
カーテンありきの窓をつくらないということ、
そしていらない窓はつくらないことなので、
その点は覚えておいてくださいね。