vol.123 窓を殺す考え方と活かす考え方?

シンプルノートではLDKに使う窓は、
天井と同じ高さに合わせています。
天井と窓の高さを合わせることによって
そうじゃない窓を使った場合より
はるかに抜け感が出るし、
室内により多くの光を
採り込むことが出来るからです。

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また、光が天井までしっかり届くため
より室内を明るく感じさせてくれるし、
窓枠も必要じゃなくなるため、
窓枠の上にたまったホコリを
取る必要もありません。

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そんなこんなで、
この窓を標準的に使っているのですが、
とはいえ、このハイサッシを使う場合、
気を付けなければいけないことがあります。

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カーテンが必要な窓にしない

ズバリ気を付けなければならないことは、
まさにこれです。

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日当たりが良い場所に
大きな窓をつけたとしても、
光と共に人の視線が入ってくるとしたら、
それを防ぐために
カーテンをせざるを得なくなるからです。

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カーテンありきの窓になると、
その窓から十分な光が入ってこなくなります。
かつ、カーテンが閉まったままだと、
庭も空も見ることが出来ませんしね。

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また、その窓は防犯的にも不安を感じるし、
台風時も強い風が当たるので、
カーテンと同時にシャッターも必要になるのですが、
窓が天井まである場合、
とてもじゃないけど女性では
そのシャッターに手が届きません。

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結果、手動シャッターではなく、
電動シャッターにせざるを得なくなり、
無駄に家をコストアップさせてしまいます。

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つまり、ハイサッシを使う場合、
設置場所をよく考えてつけないと、
家の中が暗くなるだけじゃなく
無駄にコストアップを招いてしまう
ということなんですよね。

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✔︎窓の特徴と見え方に配慮する

さらに、1階部分の窓は
つくり方にも注意しなければいけません。
すべての窓が歩く人や近所の人の
視線にさらされるからです。

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例えば、弊社では視線が気になる場所には、
横すべりだし窓を使い、
かつ型板ガラスを使っています。

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理由は、この窓は上に向かって開くのですが、
それほど窓が開かないため
視線がほとんど入ってこないこと、
そして、窓が軒代わりになるので、
小ぶりの雨程度なら全く中に入ってこないことです。

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つまり、天気の日はもちろん、
小ぶりの雨程度なら、
ずっと窓を開けておくことが出来るというわけですね。

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型板ガラスを使っていることで、
外から中も見えないので、
カーテンだって必要ありませんしね。

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また、この窓じゃなく引き違い窓を使う場合、
窓を開けた時、どうしても視線まで
一緒に取り込んでしまうのですが、
この問題も設置する高さを変えただけで一気に解決します。

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例えば、一般的には、
窓の高さは床から2mの位置に揃えるのですが、
引き違い窓をこの高さに設置すると、
外から家の中が丸見えになってしまいます。

そこで窓の高さを床から2mではなく、
あえて天井と合わせてみたらどうでしょうか?
窓の高さが40cm上がることによって、
外から家の中が見えにくくなります。

理由は、外の地面は家の床よりも60cmほど低いため、
仮に窓そのものの高さのサイズが70cmだとしたら、
2m40cm(天井高)-70cm(窓高)+60cm(地面と床の高さ差)
=2m30cmが、外から見た時の一番低い窓の高さになるからです。

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結果、その窓にもカーテンが必要なくなり、
その分コストをカット出来るし、
より多くの光を家の中に採り込むことが出来ます。

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いかがでしたか?

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このように窓のつくり方一つで、
家のコストも、家の明るさも、
家の快適性も格段に変わってくるので、
窓のつくり方にも配慮しながら
家づくりをしていただければと思います。