vol.80 キッチン周りを安易に作らない?

現在は、対面式キッチンで、
かつキッチンと居間を分離しない、
広々としたリビングダイニングキッチンが
家づくりの主流となっています。

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その理由の1つが、
いくつものコトを同時に兼ねながら
こなすことが出来る便利さです。

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キッチンで作業をしながら、
ダイニングテーブルで勉強する子供が見えるし、
リビングで遊ぶ子供たちの姿も見えるし、
テレビを観ることも出来る、といった感じですね。

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しかし、この便利な対面式のキッチンも
一点、注意すべきポイントがあります。

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その注意点とは、
「キッチン前につくるカウンターにモノを置いてしまう」
ということです。

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虫さされ用の薬や絆創膏、請求書やハガキ、
鍵や時計、調味料や洗剤、などですね。

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これらをこのカウンターの上に並べてしまうと、
まずキッチンからダイニングへのダイレクトな
料理の手渡しが出来なくなってしまいます。

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また、キッチン前はシンクから洗剤や水が飛ぶし、
コンロ前は水や油が飛ぶため、
この前に並べてあるモノ自体に水や油が付着するし、
カウンターの上に溜まったホコリに油が付着すれば、
汚れが固まり、掃除しにくくなってしまいます。

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なにより、リビングやダイニングから最も目につくのが、
そのカウンターの上であるため、
そこが汚い場合、生活感に溢れ、
掃除が出来てなさそうな不格好な家に見えてしまいます。

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それゆえ、このキッチン前カウンターに
モノが置けないような工夫や、
ここにモノを置かなくてもいいように、
ダイニングキッチン周りの収納のつくり方に
工夫しなければいけません。

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工夫その1:そもそも置けなくする

このベストな解決策は、手元を隠しつつ
モノが置けないカウンターをつくることです。

モノが置けなくなれば、
見た目もスッキリするし、
カウンターの掃除も楽チンになります。
布巾でササッと一拭きすればいいだけですからね。

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工夫その2:収納を工夫する

そして、もう1つの工夫が収納のつくり方です。
端的に申し上げると、キッチンやリビングの近くに、
細々したものが管理しやすい収納をつくることですね。

キッチンの背面にも配慮すること

さらに、キッチンの背面にくる家電類にも配慮すれば、
なおのことキッチン周りがスッキリします。

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例えば、冷蔵庫はどうでしょうか?
冷蔵庫が丸見えだと、冷蔵庫に貼り付けた
ゴミの日程表や、子供の学校の予定表などが
リビングから丸見えじゃないでしょうか?

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また、オーブンやレンジの周辺は、
いつもキレイに片付いているでしょうか?
片付けるのが面倒になって、
出しっぱなしにしているのではないでしょうか?

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これらも、キッチン前カウンター同様、
基本的にリビングやダイニングから丸見えになります。

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それゆえ、これらの位置についても、
使い勝手だけじゃなく、
片付けやすさやスッキリ感とのバランスも配慮しつつ
考えてみるのもありではないでしょうか?

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ということで、このキッチン周りについては、
実際、暮らし出したらどうなのか?
ということまで考えてみることで、
ベターな解決策を導き出してくださいね。